NARC通信 第1号

NARC通信 第1号

平成15年7月5日発行

  

ラオス旅行の報告

6月10日から19日までラオスと東北タイに行ってきました。

ラオスでは
(1) 今年2月まで働いていたJICA養殖改善普及計画のプロジェクトサイトのナムス
ワン養殖開発センター(NADC)を訪問しました。わずか4ヶ月間見なかったわけで
すが、その間にいろいろな新しい施設ができていてプロジェクトの進捗ぶりがうか
がえました。

(2) メンタオ君というモン族の青年に少ないながらもNARCが給与(月額20ドル)を
支給して、養殖技術を身につけさせるためにNADCで作業員として働いてもらってい
ます。今回は彼の実家があるポンケオ村を訪問しました。ポンケオ村はヴィエンチャ
ン市から車で3時間ほど北に走ったところにある人口1,400人くらいのモン族の村です。
彼の両親、親戚、友人が集まって賑やかに昼食会を開いてくれました。彼はラオス
国立大学農学部畜水産学科のHigher Diploma課程(3年間)に入学してもっと養殖を
勉強したいという強い希望を持っているので、NARCとして卒業までの授業料と月額20
ドルの支援をする約束をしました。Diploma取得後はポンケオ村に戻って養殖をやる
とのことです。ラオス農山村における養殖振興に一役買ってくれることを期待してい
ます。

メンタオ君(中央)とその一家

(3) NADCの職員にヌーハクさんという女性がいます。彼女は専門学校卒業ですが、非
常に有能なベテラン畜水産局職員です。去年彼女の夫が癌で亡くなりましたが、治療
費や葬式代でかなりの借金をかかえて彼女一家の生活は非常に苦しくなっています。
長女のボリチャンさんは語学専門学校で英語を勉強しており来年9月卒業予定ですが、
家計を助けるために仕事を探しています。そこでNARCとして、彼女に月額20ドルを支
給しラオスでの仕事をしてもらうという契約を結びました。彼女にやってもらうこと
の一つは日本から送っている古着の販売です。売上げの30%を彼女が取り、40%をNADCの
職員協同組合に納め、30%をNARCの現地活動費として積み立てるということになってい
ます。もう一つはNARCが計画している現地体験ツアーに関して現地エージェントおよび
添乗員として働いてもらうことです。こういう話でうまくいくかどうか分かりませんが、
とりあえずやってみて様子を見ようと思います。

ワット・プー

(4) ヴィエンチャンから南部のチャンパサック県パクセーに飛行機で行きました。泊まっ
たゲストハウスのボーイさんがオートバイでラオス南部の旧跡ワット・プーに連れていっ
てくれました。オートバイの後ろに乗っての往復3時間はスリルがありました。ワット・
プーはまったく観光客がおらず静かで、ゆっくりとクメール文明の往時をしのぶことが
できました。


タイでは (5) パクセーから乗合自動車でタイとの国境ヴァンタオ村に行きました。国境を越えタイ
側のチョンメック村に入り、国境の市場を見物してタクシーでウボンラチャタニに行きま
した。ここで1泊し翌日は鈍行列車に7時間揺られてナコンラチャシマに移動しました。ナ
コンラチャシマで1泊して再び鈍行列車に6時間揺られてバンコクに出ました。合計13時間
の長い汽車の旅でしたが、車窓から東北タイの田舎から中部タイの大都会へ移り変わる景
色をのんびりと眺めていて飽きませんでした。


ラオスへの古着の送付

 NADCでJICA養殖プロジェクトの専門家として仕事をしている時に、日本から古着を送っ
てもらってNADCの職員に配ったらとても喜ばれました。そこでラオスから帰国後は継続的
に古着を送ることにし、周りの方々に声をかけましたらどんどん古着が集まっていますの
で、月に1-2箱(7-10kg/箱)ずつ船便でラオスに送っています。これからは単にNADCの
職員に配ってしまうのではなく、NADC外で販売して売上げの一部をNADC職員協同組合の資
金にできたらよいと考えて、上で述べたようにボリチャンさんに販売を依頼しました。
郵便局の船便で送っていると送料が高いので、軌道に乗ってきたら大量にまとめて船荷で
送ろうと思います。


ラオス農山村体験ツアー

 ラオスの観光スポットを訪ねたり、農山村を訪れて人々の生活ぶりを見たりする旅行を
次のように計画しています。

期間:平成15年11月18日(火)から11月26日(水)、8泊9日(往路バンコク空港で1泊)

人数:4-6名

費用 :約16万円

主な訪問先:
-ヴィエンチャン市内(市場、寺院、みやげ屋など)
-ナムスワン養殖開発センター(NADC)
-ナムグム・ダム湖、ヴェインチャン市内や郊外の市場
-ラオス南部のパクセー市
-ワット・プー、コーンの滝、メコン川の島ドン・コーン、少数民族の村
-象に乗ってクメール寺院遺跡、ボロベン高原のコーヒー園、タートローの滝
-タイとの国境の市場、東北タイの大都市ウボンラチャタニ、バンコク市内


ジェンダー研究部会の勉強会

7月3日にジェンダー研究部会の勉強会を轄総ロ水産技術開発で開きました。
Townsley, P. 1993. A Manual on Rapid Appraisal Methods for Coastal Communities.
Bay of Bengal Programme. 109p.
を皆で読みながら議論し、そのあと池ノ上がラオス旅行について報告しました。
出席者は9名でした。
次の勉強会は8月21日(木)6時から轄総ロ水産技術開発で行います。上記マニュアル
の続き(2章から)を読みます。