NARC通信 第30号

NARC通信 第30号

平成22年9月27日発行

  

モン族のヤギ料理

池ノ上 宏

ナムニャム村はビエンチャン県北東部にあるモン族の村で、この村のチョンチャーさんが熱
心に養殖をやっていることは前に報告しました(NARC通信4号、11号)。チョンチャーさん
は養殖のほか米、大豆、トウモロコシ、三尺豆、ゴム、カーという香草(犬料理に使うと
いう)も栽培し、ニワトリ、豚、ヤギも育てています。森から価格の高い木を切り出してき
て売ったりもしているようです。身長160cmにも満たない小柄な身体ながら、男7人、女8人
の子沢山で、豊富な家内労働力を駆使して精力的に営農活動を行っています。NARCは彼に地
域で養殖を普及する村落養殖普及員になってもらいたいとの思いを込めて技術的、資金的支
援を行っています。今年は魚の種苗生産をするためのコンクリート水槽を作るための資金の
一部として300万キープ(約32,000円)を支援しました。7月に彼を訪れたとき、支援のお礼
だといってヤギ料理で大歓待をしてくれました。チョンチャーさんと養殖の話をしている間
に、息子、娘達が手際よくヤギをさばいて次々にいろいろな料理を作ってくれました。

まずはヤギの角を杯にして薬用酒で乾杯。出てきた料理の種類と私の感想は次の通りです。

生血のサラダ一番初めに出てきた料理。意外にもさっぱりしていて美味しい。
焼肉一口大に切った肉を塩コショウで焼いたもの。美味しい。
焼きスペアリブスペアリブを塩コショウで焼いたもの。ほとんど骨だが美味しい。
スープ肉と野菜に胃袋の中身を混ぜたスープ。生臭くてだめだった。
生肉サラダ生肉を細かく切って香草と混ぜたラオス伝統のサラダ(ラープ)。
何とか食べられる。
茹で肉のサラダ茹で肉を細かく切って香草と混ぜたラオス伝統のサラダ(ラープ)。
何とか食べられる。
脳みそのサラダ生の脳みそと香草のサラダ。美味しい。
胃袋胃袋を一口大に切って塩を振って焼いたもの。生臭くてだめだった。
胆汁のソース胆汁に香草を混ぜ塩で味付けしたもの。もち米につけて食べるが
ものすごく生臭くてだめだった。
焼いた足腸を巻きつけ塩コショウで焼いたもの。骨があって食べにくいが美味しい。
生精巣入り焼酎生の精巣をもち米焼酎に漬けたもの。生臭くてだめだった。


焼いて毛をきれいに取る

腹から一直線に開く

各部分を切り分ける

角に薬種を注ぐ

足を焼く娘さん

中央がチョンチャー夫妻

生血のサラダ

生肉のサラダ

胃液のソース

胃袋の塩焼

スペアリブの塩焼

足の腸巻き焼き